研究課題/領域番号 |
16K02073
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
金城 盛彦 琉球大学, 国際地域創造学部, 教授 (30317763)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 沖縄観光 / 内包型原単位 / エコロジカルフットプリント / 温室効果 / 水 / ハワイ観光 / 内包型(資源・ 環境材使用(負荷))原単位 / キ ャ リ ン グ キ ャ パ シ テ ィ / 産業連関分析 / 内包型資源利用(環境負荷)原単位 / キャリングキャパシティ / キャリング・キャパシティ / 産業連関表 / 産業連関法 / 持続可能性指標 |
研究成果の概要 |
本研究では、総算出単位当たりの資源・環境仕様(負荷)量を表す直接原単位と、産業連関表を用いることで、原材料・半製品(中間需要・投入)の形で、他産業の資源・環境(負荷)を表す間接原単位の把握を可能にする「内包型原単位法」により、沖縄観光を対象に、二酸化炭素排出量や水等の資源・環境仕様(負荷)の把握を試みました。 分析結果からは、観光の直接使用(負荷)は小さいものの、間接まで加えると、その使用(負荷)は決して小さくないことがわかりました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究で用いた内包型原単位は、需要・供給両側から定義可能ですが、両者は同じものです。本研究は、この同一性を理論的に証明しました。また、この点が未充足の先行研究も少なくありませんが、定義式に則れば、中間投入を介した資源・環境の間接試用(負荷)は、産業間の差異はあれども総和はゼロになります。この点の理論的検証も本研究で行いました。加えて、計測に不可欠な産業別の直接使用(負荷)原単位は、総使用(負荷)量を中間需要比で案分し得られることも理論的に検証しました。一連の「内包型原単位法」の整合性の検証により、今後同様の研究を行う際は、その形成過程を理解し、理論的整合性に疑わず活用できる途を確立しました。
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