研究課題/領域番号 |
16K02079
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
観光学
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研究機関 | 獨協大学 |
研究代表者 |
山口 誠 獨協大学, 外国語学部, 教授 (80351493)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | メディア・ツーリズム / 後期観光 / 再帰性 / ブーメラン・モビリティ / ツーリズム・リテラシー / 文化的活動 / レガシー / 客室乗務員 / 観光理論 / メディア研究 / 記憶 / ツーリスト / ポストコロニアル / ガイドブック / 観光資源化 / ツーリズム / 写真 / メディア / 日本 / フィールドワーク / 通時分析 / 理論構築 / 観光 / 文化 / 観光のまなざし / ツーリズム研究 / 海外旅行 / 国際比較 / 経年定点調査 |
研究成果の概要 |
本研究は、現代日本社会における観光について、メディア研究および歴史社会学の方法論から分析し、その事例調査と理論考察を目指した。その結果として、(1) 研究期間を通じて国内外での事例調査をほぼ計画通り実施できた、(2) とくにシンガポール、マレーシア、香港における日本人の観光行動の変遷について想定以上の一次資料を収集できた、(3) これらの事例調査に基づき、現代日本社会において独自の展開がみられるメディア・ツーリズムについて理論的考察を実現できた、(4) その成果として後期観光とブーメラン・モビリティ・モデルを考案し、国内外で研究成果を公刊することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、近年の観光研究で注目される再帰性をめぐる議論を参照し、後期近代社会における再帰的な観光現象を後期観光として捉え、それ以前の観光との比較において、観光の「行き」と同等かそれ以上に「帰り」が重視される特徴を後期観光と捉えて探究した。その学術的成果は、英語による専門書の公刊、国際学会における研究発表、また国内の査読学術誌などで論文として発表してきた。さらに学術的成果の社会的還元を試みるため、事例研究の一つとして『客室乗務員の誕生』(2020年)を、またツーリズム・リテラシーという新概念を提唱する『観光のレッスン』(2021年)を、それぞれ公刊し、観光研究の成果を社会へ発信する機会を得た。
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