研究課題/領域番号 |
16K02157
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
|
研究機関 | 山梨県立大学 |
研究代表者 |
名和 敏光 山梨県立大学, 国際政策学部, 准教授 (30291868)
|
研究分担者 |
末永 高康 広島大学, 文学研究科, 教授 (30305106)
宮本 徹 放送大学, 教養学部, 准教授 (30345243)
武田 時昌 京都大学, 人文科学研究所, 教授 (50179644)
|
研究協力者 |
谷中 信一 日本女子大学, 名誉教授
池澤 優 東京大学, 大学院, 教授
大西 克也 東京大学, 大学院, 教授
小寺 敦 東京大学, 准教授
小倉 聖 早稲田大学
鄧 佩玲 香港大学, 中文学院, 助理教授
柳 長華 中国中医科学院, 中国医史文献研究所, 教授
顧 漫 中国中医科学院, 中国医史文献研究所, 副研究員
周 琦 中国中医科学院, 中国医史文献研究所, 助理研究員
劉 陽 中国中医科学院, 中国医史文献研究所, 助理研究員
謝 涛 成都文物考古研究所, 成都市文物考古工作隊, 副研究員
カーン マーティン プリンストン大学, 教授
肖 芸暁 プリンストン大学
范 常喜 中山大学, 教授
孫 英剛 浙江大学, 歴史系, 教授
鄭 淳一 高麗大学校, 師範大学歴史教育科, 助教授
ファム レ フイ ベトナム国家大学, ハノイ校人文社会科学大学東洋学部, 講師
劉 国忠 清華大学, 教授
程 少軒 復旦大学, 研究員
陳 侃理 北京大学, 講師
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 陰陽五行 / 国際研究者交流 / 中国 / 術数学 / 占 / 日書 / 出土資料 / 暦注 |
研究成果の概要 |
「陰陽五行」は中国を起源とし、朝鮮半島・日本に大きな影響を与えた思想であることは言を俟たない。これまで、新城・飯島・薮内らによる科学史の方面や安居・中村らによる讖緯思想の方面からのアプローチはあったが、遡及的・起源的な研究に関しては体系的な考察がなされてこなかったのが現実である。現在では、馬王堆漢墓帛書を始めとし、数多くの「陰陽五行」思想に関わる一次資料が発見されている。当該研究では、出土「陰陽五行」文献とその後世的展開を遡及的に考察し、これまで充分に果たされてこなかった諸理論の機能的役割の構造的把握を行うことを目的とし、中国占術理論の形成過程や思想的、社会的な影響を探った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、出土「陰陽五行」文献とその後世的展開を遡及的に考察し、これまで充分に果たされてこなかった諸理論の機能的役割の構造的把握を行うことができ、充分になされてこなかった中国占術理論の形成過程や思想的、社会的な影響を探ることができた。特に、馬王堆漢墓帛書「陰陽五行」の帛片の綴合と新たな釈文の作成により、日書を含む中国中心の術数研究から東アジアの術数研究への展開が望めるようになり、今後の術数研究に寄与することが大きいと考える。また、日本の研究を海外で報告するのと並行して、海外の研究者を招聘し交流ができたことは、本研究分野の発展が東アジアレベルで行うことの基盤が整ったと言える。
|