研究課題/領域番号 |
16K02247
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
美学・芸術諸学
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研究機関 | 沖縄県立芸術大学 |
研究代表者 |
久万田 晋 沖縄県立芸術大学, 付置研究所, 教授 (30215024)
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研究分担者 |
金城 厚 沖縄県立芸術大学, 音楽学部, 教授 (50183273)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 南西諸島 / 民謡旋律 / 系統研究 / 民俗音楽学 / 奄美諸島 / 沖縄 / 比較分析 / 沖縄本島 / 系統分析 |
研究成果の概要 |
本研究は、沖縄本島から奄美諸島にいたる島々の民謡旋律の系統的関係を、民俗音楽学的研究で蓄積された音源資料および分析方法により解明した。具体的には、喜界島全域に伝承される八月踊り旋律(7集落、延べ97旋律)について奄美大島の八月踊り旋律との比較分析を進め、系統関係についてほぼ明らかにした。また、沖縄本島北部のウスデーク旋律と奄美諸島八月踊り旋律の系統関係についての分析を進め、系統関係については約6割程度について明らかにすることができた。 この結果、南西諸島北部海域に位置する島々に伝播・伝承されてきた数多くの民謡旋律の系統関係を明らかにするという課題について、おおまかな見通しが得られたと考えている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで奄美諸島は、琉球文化圏の一部に属すると考えられてきたが、沖縄本島地域と奄美諸島地域の間において、民俗音楽で伝承されている旋律についての伝播関係はごく一部に限られるとされてきた。しかし本研究成果からは、かなり広い範囲の旋律の系統関係が明らかになることが明らかとなった。 沖縄から奄美諸島に至る多島嶼地域社会における民俗音楽文化の伝承・伝播のあり方について、新たな認識を得ることができた。この成果は、沖縄本島から奄美諸島との歴史的・文化的交流関係について今後再考を迫るものと言える。
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