研究課題/領域番号 |
16K02483
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | お茶の水女子大学 |
研究代表者 |
戸谷 陽子 お茶の水女子大学, 基幹研究院, 教授 (30261093)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | Puppetry / Avant-garde Theatre / アメリカ前衛演劇 / Bertolt Brecht / 前衛人形劇 / Ballard Institute / Jim Henson Foundation / Bread and Puppet / 人形 / モダニズム / ゴードン・クレイグ / 俳優と超人形 / ベルトルト・ブレヒト / アントナン・アルトー / UNIMA / 文楽 / 人形劇 / 仮面 / ブレヒト / パフォーマンス / リー・ブルーアー / サセミ・ストリート / ジム・ヘンソン / ギニョル / Basil Twist / Lee Breuer / マペット / ジム・ヘンソン財団 / オニールセンター / Jim Henson / Puppeteers of America / U of Connecticut, / Puppet Arts Program / 前衛演劇 / 実験演劇 / 身体 / パンチとジュディ / アメリカ演劇 / パフォーマンス研究 / 仮面劇 |
研究成果の概要 |
1960年代以降、前衛舞台芸術の流れの中で先鋭化した、仮面、演じるオブジェを含む広義の人形劇を、理論的な言説の把握と、具体的な作品・作家および舞台芸術環境という二つの視点から検証し、サブジャンルとしての人形劇の概念枠を検討した。 具体的には「西欧モダニズム演劇における身体および人形をめぐる芸術概念の成立」「米国オルタナティヴ演劇における身体および人形をめぐる実践―その政治性、芸術性」「高等教育における人形芸術家の養成とネットワーク化」の視点から、調査・研究を行い、「世界演劇における人形劇とアメリカ演劇の関係性」を念頭に合衆国の舞台芸術における意識の分布図の変化を考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般に子ども向けとされる人形劇は、世紀転換期モダニズム芸術家が前衛芸術の表現形式として可能性を見出して以来、表現芸術の形式として採用され、前衛演劇分野におけるサブジャンルとして定着した。本研究はその発展史を、理論と実践の両面から検討し、歴史化・理論化を試みた。近年は前衛のみならず、商業演劇・娯楽産業にも大いに反映され、非/主流を問わず、この現象は現在形で展開しており、世紀転換期に深化した演劇における人形やロボット、人造人間等のカテゴリはさらに20世紀後半以降サイボーグやポストヒューマンといった概念を人形劇に呼び込み進行しており、本研究は今後の身体表象の在り方について考察するための指標となる。
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