研究課題/領域番号 |
16K02505
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英米・英語圏文学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
奥田 暁代 慶應義塾大学, 法学部(日吉), 教授 (40296736)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | ハーレム・ルネサンス前期 / 世紀転換期アメリカ文学 / アフリカ系アメリカ文学 / ハーレムルネサンス前期 / アメリカ文学 / アメリカ文化 |
研究成果の概要 |
本研究はアフリカ系アメリカ文学史の再考を試みるもので、とくにこれまで注目されずにきた19世紀末から20世紀初頭にかけて出版された作品群を詳しく見ていくことによって、あらたな潮流を見いだすことを目的とした。具体的には、この時代の黒人作家・編集者・出版者が、白人読者を意識しながら定評のある文芸雑誌へ原稿を寄せ、さらに黒人読者を意識しながら黒人誌に執筆をする、というように、二方向へ創作活動を展開していたことを解き明かし、さらにその活動の拠点となった文芸クラブや歴史協会、また新聞を介したネットワークについても明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究期間内には、国内の学会誌への論文掲載、共著の執筆、さらには国際学会での発表を行った。バプティスト派牧師サットン・E・グリッグスが執筆した複数の小説、朗読家ヘンリエッタ・デイヴィスが制作し演じた演劇、編集者ジェイムズ・E・マッガートが発行した文芸誌および発表した詩と音楽、活動家ジョン・E・ブルースが設立した歴史協会と連載したコラム、というように、それぞれの研究において一貫して世紀転換期の作家とその文化活動を広く明示した。不毛であったとされてきたこの時代のアフリカ系アメリカ文化を、演劇・音楽も含めた論考にまとめた。
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