研究課題/領域番号 |
16K02792
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
才田 いずみ 東北大学, 文学研究科, 教授 (20186919)
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研究協力者 |
稲飯 亜有美
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 日本語教育 / 雑談 / 口頭能力 / 接触場面 / 反応 / 評価表現 / 語り / 言いさし / 対応 / 雑談教材 / 会話教育 / 会話分析 / 教材 |
研究成果の概要 |
本研究は,会話の中でも特に目的を持たずに行われる「雑談」を取り上げ,接触場面でのスムーズな展開を可能にする方策を学ぶ教材と練習環境をウェブ上に提供し,世界中の日本語学習者のニーズに応えることを目的とするものである。雑談は単なるおしゃべりであり教育の必要はないと受け止められるかもしれないが,雑談が人間関係形成の上で果たす役割は非常に大きい。 そこで,学習者が日本人と雑談を行う接触場面には,どのような点に問題があるかを実際の雑談データから分析し,雑談が円滑に進められるように,学習ポイントを絞って,ウェブ上で本当の雑談の観察とポイント練習ができるサイトを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでの日本語教育を振り返ると,用件のあるときにどうそれを達成するかについての教育は,話し言葉でも書き言葉でもかなり研究され,十分なノウハウの蓄積がある。それに対して,用のないときに行う雑談については,具体的な指導が行われてこなかった。というのも、雑談のスムーズな達成のために何を教育すべきかが検討されてこなかったからである。本研究はそうした未開拓の分野に先鞭をつけるものであり,実際の雑談の分析から,相手発話に評価の反応を示すことや相手の語りを促すこと,1問1答にならないように自分も積極的に語ること,言いさしへの対応など,教育すべきポイントを明らかにし,ウェブ上に学習サイトを構築した。
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