研究課題/領域番号 |
16K02799
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
宇佐美 洋 東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (40293245)
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研究分担者 |
文野 峯子 人間環境大学, その他部局等, 名誉教授 (10310608)
岡本 能里子 東京国際大学, 国際関係学部, 教授 (20275811)
森本 郁代 関西学院大学, 法学部, 教授 (40434881)
柳田 直美 一橋大学, 森有礼高等教育国際流動化機構, 准教授 (60635291)
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研究協力者 |
金田 智子
近藤 彩
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ワークショップ / 態度変容 / 価値観の問い直し / 他者への共感 / 二人称的アプローチ / ネガティブ・ケイパビリティ / 意識変容 / 価値観作用型研修 / 抵抗感の変化 / アクティブラーニング |
研究成果の概要 |
「知識や技能を与えること」ではなく,「自らの価値観を振り返り,再考すること」を目的とするワークショップ型の研修や授業を実施し,その研修参加者に対しインタビューを実施することで,①具体的にどのようなプロセスにより価値観変容が起こるのか,②こうした形式の研修に対し違和感や不快感が起こりうるとしたそれはどういう要因によるものなのか,③上記の知見を踏まえた時,研修実施者としてはどのような配慮が必要になるのか,について考察を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多様な価値観が交錯する現代社会においては,自他の価値観の違いを知り,多様な価値観のあり方を尊重しつつ,必要に応じて自らの価値観を内省し問い直すことが求められる。このためにはワークショップ型の研修が効果的であるが,「自らの価値観を問い直したい」というニーズが自発的に生じることは少なく,またこうした研修に対し抵抗感を感じる人も多い。そのような事情の中,人をこの種の研修へと自然にいざない,かつその中で無理のない形で変容を促していくための配慮について,インタビューデータの精密な分析を通じて論じたところに本研究の学術的・社会的意義がある。
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