研究課題/領域番号 |
16K02802
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
本郷 智子 東京農工大学, グローバル教育院, 准教授 (60401452)
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研究協力者 |
山崎 真弓
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | マルチモダリティ / 相互行為 / コミュニケーション / 言語行動 / 非言語行動 / 複数言語使用 / 理系大学コミュニティ / 多様性 / 理系コミュニティ / 複数言語 / リソース / 活動体験 / マルチモーダル / 会話教育 / 位置取り / マルチモーダル分析 / 接触場面 / 日本語教育 / 異文化理解・異文化コミュニケーション / 教育学 |
研究成果の概要 |
本研究では、グローバル環境における理系留学生に対する日本語支援の在り方を探るために、理系研究室での複数言語による相互行為をマルチモーダル分析した。その結果、研究室の成員それぞれがその場その場で、言語のみならず身体動作や視線、空間、ビジュアル、道具などのあらゆる資源を活用し、言語行動、非言語行動を駆使しながら意思疎通を行っていることが明らかになった。 これらの分析結果を基に、マルチモダリティに重きを置いた複数言語使用者のための日本語支援WebサイトAction TUAT https://tuataction.com/をパイロット版として開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の社会的意義は、留学生のみならず日本人を含めた理系大学コミュニティの成員全てを複数言語話者と捉え、多様なモードによるコミュニケーションの教育の在り方を探った点にある。日本語教育の現場では、対象言語である日本語を他言語とは切り離した状況で教育を行う傾向にある。しかし、理系留学生は、日本語だけを駆使してコミュニケーションを行う必要は少なく、実場面では複数言語使用者として、その場その場で可能な限りのリソースにアクセスし、他者とコミュニケーションを行っている。本研究の成果は、この現状を踏まえた日本語教育の在り方のひとつとして社会に貢献すると考える。
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