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日本語学習者の読解過程と読解困難点に関する実証的研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K02816
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 日本語教育
研究機関佐賀大学

研究代表者

フォード丹羽 順子  佐賀大学, 国際交流推進センター, 准教授 (70286201)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード日本語学習者 / 読解過程 / 読解困難点 / 省略 / 主語の特定 / 日本語学習者の読解 / 主語の省略 / 助詞に関する知識 / 意味の整合性 / 日本語教育 / 読解教育
研究成果の概要

日本語学習者の読解過程と困難点を明らかにするために、中級学習者と上級学習者に、主語が省略された文を含む文章を読んで理解した内容と主語を特定した理由を説明してもらうという調査を実施した。その結果、主語の特定に際し、上級学習者は助詞に関する正しい知識を活用するが、中級学習者は「が」や「は」の前の名詞は常に主語だと考えるという間違った知識を活用するという違いが明らかになった。
この結果を踏まえ、中級学習者の読解授業で、助詞に関する正しい知識を活用して主語の省略に気づくこと、そして前の文に戻って主語を探して特定することを指導した結果、徐々に、主語の省略に気づいて主語を正しく特定できるようになった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本語学習者が増加している中で多様なニーズに応える日本語教育が求められており、読むコミュニケーションの教育も重要なものの1つである。学習者の読解過程と困難点に関する研究は増えてきているが、学習者が日本語の文章をどのように読んでいるのかについては、まだわからないことが多い。
現場からは、中上級学習者が日本語の文章を読む際に、省略された文の要素を特定できないで読み誤るという声がしばしば聞かれる。本研究は、学習者が、日本語の文章の特徴の1つである、省略された主語をどのように特定しているかを、中級学習者と上級学習者の読み方を比較して、明らかにした点において意義がある。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 日本語学習者の読解における主語の特定―中級学習者と上級学習者の比較―2018

    • 著者名/発表者名
      フォード丹羽順子
    • 雑誌名

      佐賀大学全学教育機構紀要

      巻: 6 ページ: 101-116

    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
    • オープンアクセス

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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