研究課題/領域番号 |
16K02829
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本語教育
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
古川 智樹 関西大学, 国際部, 准教授 (60614617)
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研究分担者 |
手塚 まゆ子 関西大学, 国際教育センター, 留学生別科特任常勤講師 (90734260)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 反転授業 / 予習講義動画 / 文法教育 / eラーニング / 学習支援システム / ブレンディッドラーニング / 日本語教育 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は未だ研究が進んでいない日本語教育における反転授業の有効性を検証し、反転授業学習モデルを構築することである。初中級から上級の全ての日本語クラスの文法学習において反転授業を実施し、学習成果分析(t検定、相関分析)、半構造化インタビュー調査(SCAT分析)、学習者特性分析(構造方程式モデル)を行った結果、反転授業未実施クラスよりも実施クラスの方が到達度テストにおいて有意に高く、また、SCAT分析、構造方程式モデル分析においても日本語学習者及び日本語教員は反転授業の効果・影響を認識し、新たな教育方法に順応していることが確認され、日本語教育において反転授業の実施効果があることが実証された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
反転授業は、近年日本語教育において普及し始めた新しい教育方法であり、今後ICT環境の整備、教材コンテンツの増加によりさらに普及が見込まれる分野である。本研究の成果は日本語教育及び外国語教育における反転授業の有効性、及びアクティブ・ラーニングの可能性を見極める際の重要な情報を提供するものであり、その教育的・学術的意義は大きいと考える。また、今後反転授業を行おうとする多様な教育・研究機関の環境整備を考える際や、実際に反転授業を導入した際に課題として出てくる実施・運営方法等の解決策を提示する貴重な資料としても広く貢献することが期待できると思われる。
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