研究課題/領域番号 |
16K02855
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 学校法人文京学院 文京学院大学 (2020-2022) 明治大学 (2016-2019) |
研究代表者 |
松崎 武志 学校法人文京学院 文京学院大学, 外国語学部, 准教授 (10582348)
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研究分担者 |
マーク ケヴィン 明治大学, 研究・知財戦略機構(和泉), 研究推進員(客員研究員) (30409429)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | Formulaic Sequences / チャンク(フレーズ) / 暗唱(暗記) / 動機づけ(モチベーション) / 外国語学習環境 / 英語 / 教室指導 / 学習 / チャンク / 指導 / 教室 / 暗唱 / 外国語環境 / 動機づけ / 外国語教育 / 教授法・カリキュラム論 |
研究成果の概要 |
本研究は、CEFR-B1レベルの英語フレーズ(FSs)の中から日本の大学で学ぶ英語学習者が習得すべき60個を厳選し、各困難度を調べ、困難度の高いものと低いものを10個ずつ含んだ一続きのテキストを全文暗唱または部分暗唱させた場合、および例文を作成させた場合のFSs記憶定着を調べた。実験結果は、低困難度FSsの場合は「部分暗唱+例文作成なし」が最も効率的であることを示唆し、高困難度FSsの場合は「暗唱なし+例文作成あり」が最も効率的であることを示唆した。本研究はまた、暗唱、例文作成によるFSs学習への従事とその効果に影響を与える動機づけ要因についても調べ、計15カテゴリーの学習者内要因を特定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外国語学習での暗記方略の是非がよく議論されるが、話は単純ではないことを本研究は示した。まず、暗記対象(英語フレーズ)の困難度が効果を左右することを示した。暗記の深度(テキスト全てを暗記するのか部分のみ暗記するのか)と他の学習方略(例文作成)の組み合わせにより異なる学習効果が生じることも本研究は示した。最後に、動機づけの要因は多数存在するので、学習者にとって最も大切なのはそれらの存在と相互作用を把握しておくことであること、そして、学術的意義については、学習方略の実証研究は少なくとも主要な動機づけ要因(たとえば価値と期待)も変数に含める必要があることを、本研究は示唆している。
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