研究課題/領域番号 |
16K02893
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 津田塾大学 |
研究代表者 |
久島 智津子 津田塾大学, 言語文化研究所, 研究員 (80623876)
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研究分担者 |
岸 康人 松蔭大学, 公私立大学の部局等, 教授 (50552999)
田近 裕子 津田塾大学, 総合政策学部, 教授 (80188268)
来住 伸子 津田塾大学, 学芸学部, 教授 (50245990)
園田 勝英 北海道大学, メディア・コミュニケーション研究院, 特任教授 (70113694)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ライティング / eラーニング / 使用語彙 / 自律学習 / 協調学習 / 学習コミュニティ / オンラインポートフォリオ / 英語ライティング / 語彙の多様性 / コンピュータ支援学習 / 語彙習得 / コーパス言語学 |
研究成果の概要 |
本研究は,大学生のライティング力の向上に資することを目的とし,先行研究で開発したライティングシステムの機能を強化し,自律・協調学習での有効性を検証するものである。本システムは,参加者の共有領域と個人学習領域が設定され,仮想メンバーのBotがモデル文を自動投稿する機能がある。さらに自律学習の促進の強化にBotによるアドバイスの提示,学習者の学習履歴(使用語彙のレベルの自動表示等)機能を付加した。システムの運用後,参加者のライティング,アンケート調査の分析から,協調学習を通じて自律学習が促進されている参加者の取り組みが観察された。本システムは,自律・協調学習の促進において有効であると認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発したシステムが基盤としているオンライン・フォーラムは自律学習を促進する効果が認められ,協調学習の議論のプロセスは学習者の自律性を伸ばすと報告されている。本システムでも,協調学習が自律学習を促進する働きが認められた。教材開発の効果的な手法として提言できるであろう。また,COVID-19の感染拡大の影響で,学校は遠隔授業の導入を余儀なくされ,多くの教員が手探り状態で教材を準備している状況であり,遠隔授業での教材の有効性について,多くの研究が待たれている。本研究で得られた知見は,学習者の自律・協調学習を促進させ,遠隔授業やオンライン授業をより充実させるものである。
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