研究課題/領域番号 |
16K02989
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外国語教育
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
池田 真生子 関西大学, 外国語学部, 教授 (00425323)
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研究分担者 |
今井 裕之 関西大学, 外国語学部, 教授 (80247759)
竹内 理 関西大学, 外国語学部, 教授 (40206941)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | システムの構築 / 不安軽減 / 認知的成長 / 小学校英語教育 / 教員研修 / 学校内研修 / 教員養成 / 活動理論 / 教員志望学生 / 不安 / 情意要因 / 教員養成での学び / 教員不安 / 複雑性理論 / 小学校英語 / 学校内教員研修 / 自律性 / 校内教員研修 |
研究成果の概要 |
学校内での自律的な教員研修システムとして、教員志望の学生を各校に派遣し、各校のニーズに合った校内研修を支援するシステムを構築したところ、「研修目的の共有」や「各自の自主性の認識」など複数の要素を確実に実行すれば、本システムが効果的であることが明らかとなった。また、英語指導に対する不安軽減という観点からは、本システムは、特に教歴の短い教師に効果的である傾向があることがわかった。 さらに、派遣される学生たちにも本システムに参加する中で認知的成長がみられ、そこには a) 環境の変化による情意の揺れ、b) その揺れを協同学習や振り返り活動で解消し、その中で c) 思考が多様化するプロセスが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究者と公立小学校などが連携し、自律性・継続性のある学校内教員研修システムについて学術的に研究・実施を進めている事例は、ほとんど皆無に等しく、そのシステムが構築・検証された意義は極めて大きい。また、本研究の成果が一定程度認められたことにより、地域連携としての小学校英語教員研修の本格的な制度が確立され、独創性の面からも先駆的なケースとなる。さらに、文部科学省主導で実施されてきている英語指導力向上事業が、各校内にて実施されて始めているが、より継続的に学校内研修が実施されるためには、本システムで得られた成果の利用が期待できる。
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