研究課題/領域番号 |
16K03061
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
日本史
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研究機関 | 愛知学院大学 |
研究代表者 |
中川 すがね 愛知学院大学, 文学部, 教授 (80227743)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 和算 / 啓蒙的和算書 / 塵劫記 / 貨幣両替 / 両替算 / 商取引 / 日本史 / 経済史 |
研究実績の概要 |
平成28年度以来取り組んできた啓蒙的和算書のデータベースを完成し、報告書を作成する予定であったが、2019年後半からのコロナの蔓延により大学の授業もすべてリモートのオンライン授業やハイブリット授業となり、それに時間や労力をとられて研究をすることができなくなった。また予定していた調査も2019年2月以来史料所蔵機関の休館や時間制や抽選などによる入館制限、移動の自粛などが障害となりできなくなった。そのため順次補助事業期間の延長を申請して認められ、3年間研究を中断することになった。 その間は、本科学研究については、主としてデジタル・アーカイブの閲覧により、和算書に加え、「重宝記」などの和算書以外の書物で和算の知識を部分的に掲載した書物の収集と分析を行い、データベースに加えてきた。また仙台や広島といった三都以外での地域での和算書の系統の整理も行ってきた。このことは不十分ながら成果としてあげられる。 今年度から本務校での授業等もほぼ通常に戻り、史料所蔵機関における閲覧も正常化しつつある。長い中断期間があったが、今年は最終年度として補完的な史料調査を行った上で、データベースの公開と報告の作成をウェブ上で行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
1 コロナにより、オンライン授業の準備と学生対応に追われ、自分の研究をすることが困難であった。 2 史料収蔵機関や図書館が休館、抽選・予約制による閲覧時間の制限などで調査が十分にできなかった。 3 移動の自粛により調査を行うことができなかった
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今後の研究の推進方策 |
今年度は本務校でも対面授業となり、和算書の史料収蔵機関でも閲覧が正常化しつつある。長らく研究を中断したが、今年度は最終年度として、遅れている研究の総括を進める。 具体的にはこれまで収集した啓蒙的和算書に加え、和算の知識を掲載した重宝記などを加え、データベースを完成する。それに加え和算書について補完的な調査を行い、和算書の書誌的研究及び例題の分析に基づく貨幣両替の実態について取りまとめを行い、報告書を作成する。報告書とデータベースはホームページにおいてデジタルで公開する予定である。
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