研究課題/領域番号 |
16K03123
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ヨーロッパ史・アメリカ史
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研究機関 | 大妻女子大学 |
研究代表者 |
上野 未央 大妻女子大学, 比較文化学部, 准教授 (20456271)
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研究分担者 |
佐々井 真知 中部大学, 人文学部, 講師 (90635369)
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研究協力者 |
田村 理恵
花田 洋一郎
藤内 哲也
梁川 洋子
古城 真由美
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 都市史 / ロンドン史 / 移動 / アイデンティティ / 他者 / 外国人 / 中世都市史 / 中世都市 / 西洋史 / 西欧中世史 / ロンドン |
研究成果の概要 |
本研究では、中世ロンドンを、都市の「外部」との関係性の中で考察するための第一歩として、「外国人」(alien)とされた人々を取り上げた。まず、中世ロンドンの「外国人」に関わる研究動向を整理し、その結果を、研究会や国際学会において発表した。そのうえで、代表者は、15世紀ロンドンの「外国人」の出身地・居住地・職業などの概要をまとめて発表した。また、ロンドン市立文書館において、14~15世紀ロンドンの「外国人」が残した遺言書を収集した。分担者の佐々井真知氏は、同職ギルド(同業者組合)が「外国人」とどのように関わったのかを考察するため、金細工師ギルドを取り上げ、当該ギルドの規約の分析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年の中世ロンドン史の研究は、共同体の内部に関心が向かっており、海外との関係という視点が弱かった。本研究は、「外」から中世ロンドンをとらえなおすという視点を、中世ロンドン史の研究に提供した。また、日本ではほとんど取り上げられることのなかった、中世ロンドンにおける「外国人」に関する研究動向を紹介することができた。さらに、中世ロンドンへ移動してきた人々についての本研究の成果は、近世~現代の移民研究にもつながるものであり、社会的意義があると考える。
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