研究課題/領域番号 |
16K03557
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
瀧澤 弘和 中央大学, 経済学部, 教授 (80297720)
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研究分担者 |
川越 敏司 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (80272277)
山森 哲雄 獨協大学, 経済学部, 准教授 (50552006)
松八重 泰輔 中央大学, 経済学部, 助教 (00823783)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 実験ゲーム理論 / ボランティアのジレンマ / 限定合理性 / 不平等回避 / 質的応答均衡 / レベルk理論 / 傍観者効果 / 実験経済学 |
研究成果の概要 |
本研究は,ボランティアのジレンマ・ゲームの理論的・実験的研究である.このゲームでは,各プレーヤーが貢献するか否かを選択し,一定数以上が貢献したときに,公共財が供給される.貢献するにはコストがかかる.貢献コストが全員で等しい「対称的ケース」と,貢献コストが異なる「非対称的ケース」の双方について,完全混合戦略均衡と質的応答均衡(QRE: Quantal Response Equilibrium)を軸に理論的に検討し,実験室実験のデータを用いて,計量経済学的比較研究を行った.その結果,いくつかの留保はあるものの,双方のケースにおいて,QREモデルが比較的に良いパフォーマンスをあげることが確認された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
東日本大震災を想起すればわかるように,災害時などにボランティアは大きな役割を果たす.しかし,どのようなタイプの人々がボランティアするのか等々のことについては,ほとんど知られていないのが現状である.これをゲーム理論で見た場合,ボランティアすることのコストが高い人の方がより頻繁に貢献するという予測も存在している.しかし,実験してみると,必ずしもそうではない.本研究は,この事実をもっともよく説明する行動モデルは何なのかという観点から,この問題へと迫ろうとするものである.
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