研究課題/領域番号 |
16K03562
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
理論経済学
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
清水 和巳 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (20308133)
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研究分担者 |
上條 良夫 高知工科大学, 経済・マネジメント学群, 教授 (40453972)
大薗 博記 鹿児島大学, 法文教育学域法文学系, 准教授 (50709467)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | コンテスト理論 / ゲーム理論 / 行動経済学 / 実験 / Contest theory / Group competition / Experiment / Group Size Paradox / 実験経済学 / グループ間競争 / Group size paradox / 懲罰 / レント・シーキング |
研究成果の概要 |
市場経済社会において,その構成員である個人や集団が互いに競争することが,資源の効率的配分が促し,無駄を抑制することはよく知られている.しかし,その競争が非生産的なレント・シーキングのために行われるとかえって資源は浪費され,社会的余剰は小さくなってしまう.本研究は,レント・シーキングを抑制しうる,Group Size Paradoxがどのような条件下で生じるかを明らかにする。 本事業が明らかにしたのは、1)Auction-Like Contestでは“group size paradox”は理論通り発生しない、2)懲罰と報酬はプレイヤーの数が、実社会のように多人数になるとうまく機能しない。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1) Auction-Like Contestでは“group size paradox”は発生せず、実験においてもAuction-Like Contestでは小グループの勝利はほとんど見られないことがわかった。また、 “Minimal”" epsilon equilibriumは、純粋戦略Nash equilibriumはなく、混合戦略Nash equilibriumが非現実的であるゲームのクラスの分析ツールの有力な候補となりうることも分かった。 2) 懲罰・報酬にもコストがかかる場合、その対象となる相手を無制限に選べるものではなくその困難さは社会が分割化されるほど増大する。
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