研究課題/領域番号 |
16K03615
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
濱田 弘潤 新潟大学, 人文社会科学系, 教授 (70323954)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 国際援助 / トランスファー・パラドックス / 所得再分配 / 世代重複モデル / 資本蓄積 / 政策的コミットメント / 国際経済学 |
研究成果の概要 |
本研究では,望ましい国際的経済援助の在り方を,行動経済学の知見に基づき貿易理論,国際経済学の手法を用いて理論的に解明した.具体的には,援助国・被援助国に存在する利他性,互恵性,習慣形成や,援助効果についての認知バイアスを考慮した上で,実効性の高い国際援助はどうあるべきかを考察するための,理論的フレームワークを提供し,効果的な経済援助について分析を行った. 具体的な研究成果として例えば,援助国や被援助国の国民が世代間で親世代の生活に憧れを持つ習慣形成が存在する状況で,国際援助の有効性が習慣形成の強さによってどのように変化するのかについて研究成果をまとめた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年日本ではODA支出のGDP比率が他先進国と比べて低下傾向にあり,日本経済の低成長率と相俟って,効率的な国際援助の在り方については国民にとっても大きな関心事となっている.本研究では,国際援助の効率性や国際援助が援助国・被援助国の社会厚生に与える影響について,考察するための理論的枠組みを提示するという学術的意義がある.それと同時に,どのような援助が有効なのかを検討することは,限られた財政支出の有機的活用を議論する上で,社会的意義がある.
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