研究課題/領域番号 |
16K03714
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
財政・公共経済
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
村上 由紀子 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (80222339)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 知識ネットワーク / 知識交換 / 能力開発 / 不完全情報 / 研究者 / 医師 / ネットワーク / 知識移転 / ジョブサーチ / キャリアディベロップメント / パーソナルネットワーク / 専門職 / ソーシャルネットワーク / 労働移動 / キャリア形成 / 情報ネットワーク / 労働経済学 / イノベーション研究 |
研究成果の概要 |
本研究では、専門的職業従事者(以下、専門職と略記する)の中でも特に医師と研究者に焦点を当てて、就職情報と専門知識が普及するメカニズムを専門職の行動と彼らのパーソナルネットワークの観点から解明した。研究者と医師から収集した約1500のデータの分析により、知識の普及と遍在に与えるパーソナルネットワークの重要性をはかり、さらに、交換される知識・情報の性質、ネットワークを形成する個人間の地理的・制度的距離の大きさと関係の強さ、各専門職コミュニティにおける制度、個人の移動経験によって、知識・情報の交換・普及におけるパーソナルネットワークの利用と効果が異なることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究者と医師は専門職の中でも特に高度な知識を必要とし、彼らのパフォーマンスが社会に与える影響が大きいことから、不断に知識の吸収や能力開発を行うことが望ましい職業である。売買されるのでもなく、政策的に提供されるのでもない知識・情報が、専門職の間で自発的に伝達・交換される範囲とその範囲に影響を与える要因を明らかにすることにより、本研究は専門職の適材適所の配置、キャリアや人的資本の形成、知識の新結合としてのイノベーションに関して、学術的研究に貢献し、かつ、実務面で重要な示唆や提言を与える意義がある。
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