研究課題/領域番号 |
16K03746
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
金融・ファイナンス
|
研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
立花 実 大阪府立大学, 経済学研究科, 准教授 (70405330)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | コピュラ / 株価 / 為替レート / 国債 / 避難通貨 / テイル依存係数 / 動学的依存関係 / 実証分析 / 避難資産 / ヘッジ通貨 / 経済学 / 金融・ファイナンス |
研究成果の概要 |
本研究課題では、コピュラによるモデリング法を用いて、株式市場、外国為替市場、国債市場といった異なる種類の金融市場間の動学的依存関係を分析した。以下のような研究成果が得られた。第一に、株価市場ごとに異なる避難通貨が存在する。第二に、株式市場の国際的な連動性を考慮せずに国内の株価と通貨価値の関係を分析するとバイアスが生じる。第三に、株式市場が急落する局面においては、米国と英国の国債が避難資産としての役割を最も果たしている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コピュラの手法は変数間の関係を柔軟にモデリングできる点にその特徴がある。従来のコピュラを用いた研究では、同一種類の市場を対象としたものが多く見られるものの、異なる種類の市場間を横断して分析している研究は少ない。本研究課題は、後者の分野の研究を積み上げた点で学術的な意義がある。また本研究課題の研究成果は、政策担当者や投資家に対して国際金融市場に関するより詳細な情報を提供している点で社会的意義があるといえる。
|