研究課題/領域番号 |
16K03808
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 和歌山大学 |
研究代表者 |
高岡 伸行 和歌山大学, 経済学部, 教授 (90304922)
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研究分担者 |
小沢 浩 名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (40303581)
原田 裕治 摂南大学, 経済学部, 准教授 (70313971)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 社会的責任ビジネス / CSR / 戦略的意思決定 / ステークホルダー学習 / サステナビリティ / コレクティブインパクト / 経営目的と意思決定 / 企業の価値創造様式の多様性 / ソーシャルビジネス / サステナビリティー / 社会的責任ビジネスの制度 / CSRマネジメント / CSRの意思決定 / 持続的成長のパターン / 企業の社会的責任 / CSR意思決定原理 / 持続可能性 / CSRコスト |
研究成果の概要 |
本研究は社会的責任ビジネスの経営行動のメカニズムとそれを主導する意思決定原理の探究を課題としている。従来CSRは経済的利益と矛盾すると捉えられてきた。その矛盾を克服し,両者の橋架を,CSRを考慮・実践する企業利益最大化を図る株式会社形態企業における経営行動と捉えている。 こうした理解を,新古典派経済学の企業観、それを前提とした経営戦略論の諸枠組みに基づく利益最大化の経営行動の論理との比較から,展開し,社会的責任ビジネスの経営行動の特性を浮き彫りにしている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は社会的責任ビジネスという捉え方の構築に際して,企業論,戦略論,そしてビジネス・モデルの考察を中心とした経営管理論と関連づけCSR論を再考している。それによって経営学研究におけるCSR論の体系的な系譜づけの枠組み整理に寄与した点が本研究の学術的意義と考える。 その過程において営利・非営利ハイブリッド型法人制度を含め,ベネフィット・コーポレーションやソーシャル・ビジネス等,社会的責任ビジネスの制度設計の検討を行っている。新たな法人形態のみならず,株式会社形態の企業による社会的責任ビジネス展開の制度上の改善点の示唆は社会貢献型の事業体の設計や実践の議論に対する本研究の貢献になり得ると考える。
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