研究課題/領域番号 |
16K03817
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
中野 勉 青山学院大学, 国際マネジメント研究科, 教授 (10411795)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | イノベーション / ネットワーク / 制度 / 市場 / コミュニケーション / 企業戦略 / 多様性 / 創造的な摩擦 / pragmatic valuation / valuation studies / valorization / オーディオ産業 / ネットワーク分析 / 市場と価値 / 認知 / 制度とイノベーション / 価値 |
研究成果の概要 |
本研究は、ネットワークと制度が複雑に絡み合うことでイノベーションを生み出す市場のメカニズムに関して、その理論化と実証について考察を深めることを目的とした。組織フィールドとして、オーディオ産業、エシカル・ファッションなどの「創造的な産業」を実証の対象とし、その方法は、諸概念を統合的に応用し、ネットワーク分析による産業レベルでのマクロからの関係性の構造分析を行う一方で、その内容に関して、フィールドワークを含めたマイクロ・レベルでのコミュニケーションの分析を行った。実践的な評価と市場のメカニズムとしてのネットワークと制度化について、イノベーションとコミュニケーション戦略の重要性が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の意義として、可視化とフィールドワークのトライアンギュレーションの方法論により、ネットワーク分析、現象学、認知論、制度論などの諸概念を多角的に応用することで、様々に絡み合う組織間、組織内、組織フィールドにおける複雑なネットワークの関係性の社会構造が市場を形成していることが明らかとなった。そして、その制度化は、多様なグループのアクターが現場において共創することで、多様な文化のぶつかり合いが生まれ、クリエイティブ・インダストリーにおけるダイナミックな市場のメカニズムとして、「創造的な摩擦」からイノベーションを創出する重要な要素であると実証から示唆された点に大きな貢献がある。
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