研究課題/領域番号 |
16K03827
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 愛知東邦大学 |
研究代表者 |
田村 豊 愛知東邦大学, 経営学部, 教授 (40340400)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 製造エンジニア / リーン生産 / 生産準備 / 生産エンジニア / ノウハウの海外移転 / 標準作業 / 分業構造 / キャリア形成 / 工程管理明細書 / 転写 / 取引関係 / 製造技術 / 技術開発 / 生産技術 / フィードバック機能 / 分業編成 / 技術移転 |
研究成果の概要 |
本研究では日本製造企業の海外移転の過程をエンジニアの行動の視点から解明し、エンジニア行動の特徴を探った。検討の結果、①製造企業の海外進出では生産工程の移転が中心課題となっている。②生産工程の海外移転のために生産工程の設計において組織的な情報形成過程が重要となる。③日本では製造エンジニアの現場製造知識と経験を基礎とした独自性の高い情報過程が形成され日本企業の競争力の組織基盤となっている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では日本製造企業の競争力構造を明確にするために、エンジニア行動の視点から日本企業の管理プロセスの検討を行った。本研究では海外進出過程において転写がもっとも顕著に示される工場立ち上げ過程を例にして、情報転写とエンジニア行動、組織行動の関係性について検討を試みた。 検討から日本企業では製品情報を製造情報への情報転写が組織的に進められる。この過程にはエンジニア個人とエンジニアの組織的ポジションが重要な影響を与えており、日本企業の製造的競争力の背景にはエンジニアと彼らの行動ポジションの相互関係が重要な位置にあり、実際にもエンジニアの組織的行動の整理が企業競争力の育成に欠かせないことが判明した。
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