研究課題/領域番号 |
16K03836
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
松本 雄一 関西学院大学, 商学部, 教授 (10336951)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 実践共同体 / 介護施設 / 学習療法 / 活動理論 / 越境 / サードプレイス / ラーニング・コミュニティ / 技能形成 |
研究成果の概要 |
本研究では、実践共同体(communities of practice)が組織内外で学習をどのように促進するかについて、介護施設の事例を中心に明らかにしてきた。実践共同体は組織内外に構築する「学びのためのコミュニティ」ということができる。読み書き計算によって認知機能の維持・向上を図る「学習療法」を導入している介護施設の調査の結果、業務に忙殺される中で学習療法の導入に成功している施設は、組織内外に実践共同体を構築し、学習療法の理解促進を行っていることが明らかになった。同時にそれらを重層的に構築する構造を目指すことで、その相互作用と学習はさらに促進されることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は企業内外において従業員が学習を進める上で、「学びのためのコミュニティ」である実践共同体を活用する有効性について明らかにしている。従業員は自分の学びたいことを学ぶ実践共同体に参加、あるいは自身で構築することにより、一緒に学ぶ仲間、よきメンター(指南役)、人的ネットワークを得て、高いモチベーションをもって継続的に学ぶことができる。それは一人で学ぶよりも効果的である。ともに学び合う社会の実現に、実践共同体研究の資するところは大きい。
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