研究課題/領域番号 |
16K03893
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
亀岡 京子 東海大学, 政治経済学部, 教授 (80589614)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | user innovation / 仲介機能 / surgical robots / プロフェッショナルユーザー / ユーザーイノベーション / オープンイノベーション / エコシステム / 医療機器開発 / 福祉機器開発 / 医療機器 / 介護機器 / 製品開発プロセス / 手術支援ロボット / 生活支援ロボット / 新製品開発 / 医工連携 / 生活支援機器 / ロボット / ユーザーによるフィードバック / 試験機関 / 実証試験 / 評価基準 / 技術・製品開発 / 医療・医薬・介護 / 医療機器・ロボット / ヒューマンインターフェイス |
研究成果の概要 |
本研究は医療・介護分野で活用される機器やロボットが、どのように製品開発されることで優れた製品になるのかを明らかにすることを目指したものである。 そこで国内だけでなく海外の企業に対しても聞き取り調査を実施した。国内企業だけでなく、特に医療用ロボットについては米国企業、介護機器に関してはデンマークの企業に対する調査も行った。 その結果、分かったことは、この分野ではユーザー直接の意見をそのまま製品に反映させることは難しく、仲介機能やニーズを翻訳する存在が必要であるということである。ユーザーイノベーションの議論を拡張させることが求められる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでユーザーイノベーションは顧客あるいは消費者が主導するものだと議論されてきたが、医療・介護用機器やロボットに関しては、ユーザーだけではイノベーションを起こすのは難しい。関係者への聞き取り調査により、ユーザーの声を翻訳する機能や仲介機能を持つ主体が必要であることが分かった。つまり、医療や介護に従事するプロフェッショナルの要望を製品設計に落とし込むには医工連携を促進する研究者か相応の技術者がメーカーに必要である。 高齢社会において、今後も患者への負担の少ない医療や介護を支援する機器やロボットの開発は必定であるが、その開発スピードを上げるには中間的存在の育成も必要であることが分かった。
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