研究課題/領域番号 |
16K03910
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 中央大学 (2017-2019) 京都産業大学 (2016) |
研究代表者 |
林 正 中央大学, 総合政策学部, 准教授 (50434270)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 経営学 / 国際経営 / 海外子会社 / 立地選択 / 知識移転 |
研究成果の概要 |
本研究は、企業の海外子会社の立地選択において、海外事業の価値連鎖上の同じ活動と異なる活動での企業の集積が及ぼす影響を検討するものである。国際経営論と経済地理学における集積の経済性に関する知見を踏まえて、類似する活動を行う他社の集積から生じる地域特化の経済性と、多様な活動を行う他社の集積から生じる都市化の経済性が、海外子会社の立地選択に及ぼす影響を検証した。その研究成果は国際経営論や知識移転に関する分野の学会にて報告され、論文としてまとめられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
海外子会社の立地選択の先行研究において、既存企業による集積の経済性は、重要な影響要因として取り上げられてきた。そこでは生産や研究開発などの単一の活動に焦点が当てられ、同じ活動を行う既存企業が多い地域ほど海外子会社を引き付けると論じられてきた。それに対し、本研究は企業の活動の多様性に注目し、都市化の経済性が持つ海外子会社の立地選択への影響を検証した。分析の結果、企業は海外子会社の立地選択において、地域特化の経済性だけでなく、都市化の経済性が高い地域を選択する傾向を持つことが見いだされた。このことは、海外進出先の選定という経営課題や外資系企業の誘致という政策的課題について示唆を与えるものである。
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