研究課題/領域番号 |
16K03981
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
|
研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
中村 博之 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (20217889)
|
研究協力者 |
ジョソー ジャック
アマン ブルーノ
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | グローバル事業プロジェクト / グローバル戦略 / 戦略的意思決定会計 / 管理会計 / 日本企業 / 意思決定プロセス / 非数量的評価 / CSR / グローバル事業 / グローバル日本企業 / 資本予算 / 業績評価会計 / 投資プロジェクト / グループ経営 / 意思決定会計 / 経営戦略 / キャッシュ・フロー予測 / 戦略実行 / 中期経営計画 / 意思決定会計モデル / 投資意思決定会計 / 企業実務 / 会計情報システム |
研究成果の概要 |
本研究では、このグローバル事業投資の意思決定会計情報システムとして、日本企業の国際的な管理会計情報作成の理論と実務を明示することとした。理論研究では、様々な意思決定会計モデルが乱立する中、数量的な評価のみならず、非数量的な評価の併用を提唱するが、その意義と限界を明らかした。よって、グローバル戦略の特性に応じ、戦略志向の評価システムへの改訂が必要なことが認識された。また、企業実務に関しては、優良製造企業を訪問し、プロジェクト意思決定は、生産戦略、販売戦略、さらにCSR関連の要素を考慮するために、組織内で段階的かつ総合的な評価を行うことで、金額計算に傾倒しない取り組みの実施を確認した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、このグローバル事業投資の意思決定会計情報システムとして、日本企業の管理会計情報作成の理論と実務を明示した。すなわち、国内外の理論研究により、グローバル戦略の特性に応じて、戦略の真意を反映する評価システムにするべきであることを明らかにした。ここで、重要なのは、管理会計の意思決定指標として、戦略と関連して、数量的な評価指標、非数量的な評価指標の併用を示唆したことである。この非数量的指標は、生産戦略、販売戦略、CSR対応などから導出することを経営学研究から管理会計に明らかにしたことは本研究の貢献である。また、企業実務から、教科書的な意思決定モデルで最終判断は行われないことを確認した。
|