研究課題/領域番号 |
16K04005
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
松原 沙織 東海大学, 政治経済学部, 教授 (10514961)
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研究分担者 |
遠藤 貴宏 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 准教授 (20649321)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 女性会計 / 監査法人 / Big4 / 働き方 / 会計基準 / 女性会計士 / 4大監査法人 / 翻訳 / 会計 / 女性公認会計士 / 国際財務報告基準 / 日英比較 |
研究成果の概要 |
本研究は,資料と聞き取り調査を駆使した探索的な調査を行い,日本の大手監査法人において女性会計士の増加・定着を阻害する要因を明らかにすることを目的 としている. これまでの研究は,女性会計士の社会進出が進まない点について、業務構造との観点から明らかにした.すなわち,監査法人とクライアント企業との長期安定的な取引ゆえに,成果の測定が極めて難しい状態に陥っている.結果的に,監査法人における昇進要件として,長時間労働を通じて高いコミットメントを見せることが1つの指標となることが導かれた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
欧米において女性会計士が監査法人でキャリアを形成していく上で直面する問題に関する研究は,1980年代に着手され,かなりの程度の蓄積がある.しかし,日本で女性会計士の現状を体系的に分析した研究は,その社会・経済的な重要性がますます増加するにもかかわらず見られていない.一方,大手監査法人における会計士の働き方は,監査の品質へ影響を与える重要な課題として捉えられる.そこで,本研究は,女性会計士の増加・定着の阻害要因について,日本の専門職の働き方や監査法人の組織構造を考慮に入れ検討することにより,一石を投じている.
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