研究課題/領域番号 |
16K04023
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
飛田 努 福岡大学, 商学部, 准教授 (60435154)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 管理会計 / 中小企業 / マネジメント・コントロール・システム / 海外進出 / 目標管理 / システムの移転 / 受容 / マネジメント・コントロール / スタートアップ企業 / 経営管理 / マネジメントコントロールシステム |
研究成果の概要 |
本研究の主な目的は,中小企業において管理会計システムがいかに設計され、導入が図られた後に、どのように組織成員に受容されていくのかというプロセス明らかにすることである。そのために,研究は経営者や組織成員へのインタビュー,サーベイ調査を実施した。これにより,次のことが明らかになった。第1に,経営者が経営状態を把握するための判断基準を持っている。第2に,その基準を組織成員にも見えるようにするために自ら管理会計システムを設計する。最後に,経営者自らが組織成員に対して設計したシステムの構造,目的を明確に伝えることができ,組織成員もある程度理解できている。こうした研究結果は今後書籍等で発表したい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,管理会計研究ではこれまで多く取り上げられてこなかった中小企業の管理会計実務に焦点を当て,その特徴を経営者や組織成員へのインタビューやアンケート調査を行うことで明らかにした。具体的には,どのような理由で当該企業に管理会計システムが導入されたのか,導入はどのように進められたのか,企業規模の拡大を伴ってどのようにシステムが変化したのか,経営戦略の変更や海外進出という影響が管理会計システムにどのような影響を与えたのかを明らかにした。こうした研究成果は,日本国内の全企業数の99.7%を占める中小企業において会計を用いた経営管理がどのように行われているのかを示したという意味で意義があると考える。
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