研究課題/領域番号 |
16K04119
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
崎山 治男 立命館大学, 産業社会学部, 准教授 (20361553)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 感情社会学 / 感情労働 / 心理主義化 / 感情資本 / 社会階層 / ラポール / グローバル化 / ICT化 / 自己実現 / ビジネス・マナー / グローバル人材 / 世界システム論 / 社会学 / 生-権力 |
研究成果の概要 |
本研究課題は、グローバル化とICTの進展による労働の変容を、ホワイトカラーも含めた単純労働の国際移動と下層化、他方での高度な感情労働の称揚と上層化と捉えた。その中で、下層へと転落するのを避けるために、心理学的な知を通した対人関係マネジメントの習得とそれを通した自己実現が称揚され、それが達成できないことを自己責任とする2000年代後半からの労働・教育のあり方を批判的に検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
世界システム論等の知見を取り入れつつ感情労働を軸として世界が中枢-周縁図式に再編されるメカニズムとそれによる統治の特性に関して理論的な考察を試みた。また同時に、日経ビジネス、日経ウーマンといった雑誌の記事や政府が90年代より試みてきたさまざまな政策提言を元に、「望ましい人材」像として感情マネジメントをうまく行えることがますます重視される社会となっていることを考察した。
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