研究課題/領域番号 |
16K04156
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
東野 定律 静岡県立大学, 経営情報学部, 教授 (60419009)
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研究分担者 |
筒井 孝子 兵庫県立大学, 経営研究科, 教授 (20300923)
大夛賀 政昭 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (90619115)
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研究協力者 |
木下 隆志
木村 綾
岩本 真弓
堤 悠香
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 介護人材 / 評価 / キャリア段位 / 介護サービス / 人材評価 |
研究成果の概要 |
本研究では、現在の介護保険事業所における介護業務とその評価を基にした人材評価のあり方を検討することから、今後の介護職員の労働環境改善、介護職員の確保と定着の方策を考える基礎的資料を提示することを目的とした。 静岡県内のキャリアパス制度を利用した人材養成を導入している介護事業所に対する調査を行った結果、人材養成プログラムにおけるキャリアパス制度の導入と整備に今後必要であると考えられる内容を明らかにし、介護人材の確保や定着を図るには、将来の展望を持って働き続けることができるように、能力や技術等に応じた公平な能力評価や人事評価が重要であり、キャリアパスを用いた人材養成を導入する必要性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、全国で展開されている内閣府の「実践キャリア・アップ戦略キャリア段位制度介護プロフェショナル」における評価基準を用いて、実際提供されている介護業務内容およびその達成度を客観的な指標で評価し、事業所が提供するサービスの質と職員の労働意欲や離職意向にどのような関係があるのかを実証的なデータを用いて明らかにしたものであるが、政府のすすめる介護従事者確保のための具体的な政策において、科学的なデータに基づく人材評価の在り方とその指標を利用した人材養成プログラムの有効性が示されたことは、介護保険事業者の業務改善の検討、今後の介護従事者の人材確保施策に資する研究として大きな意義があるものといえる。
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