研究課題/領域番号 |
16K04167
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 山口県立大学 |
研究代表者 |
藤田 久美 山口県立大学, 社会福祉学部, 教授 (40364129)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 障害児福祉サービス / 障害児の早期支援 / コンピテンシーモデル / コンピテンシーアセスメント項目 / 児童発達支援 / 障害児支援者の専門性 / 幼児期の障害児支援 / 支援者 / 障害児支援者 / コンピテンシー / 専門性 / 支援者養成 / 児童発達支援センター / 幼児期 / 専門性の向上 |
研究成果の概要 |
本研究では幼児期の障害児福祉サービスに携わる支援者の専門性の確立を目指すことを目的にコンピテンシーモデルの開発を行った。児童発達支援に携わる職員に必要な能力・資質を質的分析で整理した上でコンピテンシーアセスメント項目(5領域、142項目)を作成した。支援者(回答者611名)の自己評価を、共分散分析によって職位および経験年数とコンピテンシーの獲得度との関連性を検討した。その結果「知識」「技術」の2領域において職位の高低とコンピテンシー獲得度との間に有意な線形関係が認められた。幼児期の障害児支援者のコンピテンシーモデルとして、初期キャリア3年以内の支援者と3年以上の支援者の2つのモデルを提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
コンピテンシーは、専門分野においての知識・技能、資質・能力等、具体的な指標が示されるため、専門性について明確に示すことができる。様々な職業分野で開発されてきているものの、障害児福祉分野においての開発はなかったことから本研究の成果は学術的意義があると考える。 また、開発したモデルとコンピテンシーアセスメントシートは障害児福祉分野の支援者養成に活用できるツールとして期待できる。我が国において、早期支援を担う児童発達支援センター等に従事する支援者の専門性の向上は緊急の課題として掲げらえていることからも、本研究の社会的意義はあると考える。今後も我が国の障害児福祉の発展のために研究を継続・発展したい。
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