研究課題/領域番号 |
16K04228
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会福祉学
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
藤井 美和 関西学院大学, 人間福祉学部, 教授 (20330392)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 死生観 / Death Education / プログラム開発 / 効果測定 / 優生思想 / 死生学 / デス・エデュケーション / プログラム / 大学生 |
研究成果の概要 |
本研究の内容は、①死生観教育の必要性についての議論、②プログラム開発、③プログラム改変とプログラムの実施、④効果測定のための尺度作成と測定、⑤効果測定の結果分析、 ⑥分析結果からプログラムの妥当性と死生学教育への提言を行うものである。学生の死生観は、死観6因子、生観5因子から成り、死生学教育の前後で有意に変化のあったのは、死観5因子と生観1因子であり、男女(性自認)によっての違いがみられた。また、死について考えることへの肯定的な態度や、人生がどんなものであっても生き抜きたいという、生きることへの積極的な態度が有意に高くなったことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
最も大きな意義は、大学における死生観教育の効果を明らかにすることで、その必要性を示すことができたことである。具体的には、①死生観教育の内容的に妥当性のあるフレイムワークを提示できたこと、②学生の死生観(生と死に対する考えや価値観)の構成概念を明らかにできたこと、③効果測定によって、死生観教育が学生の死生観に影響を与え、さらに「死を考えること」や「生き抜くこと」への肯定的態度に有意な変化があったことが明らかになったことの3点である。本研究によって、今後の大学教育における死生観プログラムの積極的な展開に一つの根拠を提示することができたと考える。
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