研究課題/領域番号 |
16K04281
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 日本経済大学 |
研究代表者 |
古川 久敬 日本経済大学, 経営学部(渋谷キャンパス), 特任教授 (30190143)
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連携研究者 |
池田 浩 九州大学, 大学院・人間環境学研究院, 准教授 (80454700)
中川 充 日本大学, 商学部, 准教授 (90638412)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 創造革新の履行 / 連携によるイノベーション / 壁 / 共に見るもの / 促進条件 / 創造革新性パラドックス / 協働 / 創造革新 / 仕事イノベーション / 連携 / 壁と溝 / 抑制条件 / アイディアの履行 / イノベーション / 部署間連携 / 創造革新性 / 集団間関係 / 部署間の壁 |
研究成果の概要 |
本研究では、(1)創造革新的アイディアの生成段階と履行段階に関する先行研究の知見を広範にレビューし、(2)面接調査を基に、今日、部署間の連携と協働の必要性が高まっていることを確認した。その上で、(3) 質問票調査により、連携と創造革新的アイディアの履行を抑制するどのような「壁」が意識されているか、そして(4)壁の克服と履行を促進する条件として、「共に見るもの」の設定が効果を持つことを検討した。これらの知見を総合して、“創造革新的であるアイディアほど履行が難しい”という「創造革新性パラドックス」の克服方略に関しても、理論的にオリジナルな議論を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
(1) 学術的意義 従来の集団レベルの創造性研究は、内部完結型で、アイディアの生成段階に偏っていた。本研究では、集団外部(他部署)との連携と、アイディアの履行段階に着目した。そして連携と協働を基にした創造革新の効果的履行にとっての抑制条件と促進条件を明らかにした。 (2) 社会的意義 創造革新的なアイディアであっても、履行されなければ何も価値を生まない。今日、全ての公的、私的組織において、競争力確保のために、創造革新の履行が必須となっている。新たな連携と協働の構築による創造革新の効果的履行に対して、理論を伴う実践的示唆を提供した。
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