研究課題/領域番号 |
16K04290
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
大村 一史 山形大学, 地域教育文化学部, 教授 (90431634)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 実行機能 / 発達障害 / 個人差 / 実験系心理学 / 脳・神経 |
研究成果の概要 |
定型発達と非定型発達を隔てうる分水嶺を探るための手がかりを、情動的実行機能(情動処理機能)と認知的実行機能(抑制機能)の両面から捉え、課題遂行時の課題成績・脳活動に及ぼす性差および障害特性傾向の影響を調べた。情動処理機能および抑制機能ともに、課題成績・脳活動に及ぼす性差および障害特性傾向の影響を明らかにするまでには至らなかった。情動処理機能の解析は今後も継続し、更なる検討を進めていく予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
実行機能を反映する各種課題成績や脳活動が、性差や障害特性傾向に修飾されることは支持されてきたが、本研究の意義は、この修飾の程度が定型-非定型発達では異なりうるという考えに依っている。性差-脳-行動の関係に対して、量的アプローチから迫った生理心理学研究は、本邦ではあまり展開されておらず、将来の発達障害の性差研究に寄与し、性差を考慮した介入プログラムの開発への客観的指針を提案できると思われる。
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