研究課題/領域番号 |
16K04307
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
|
研究機関 | 山形県立米沢栄養大学 |
研究代表者 |
沼山 博 山形県立米沢栄養大学, 健康栄養学部, 教授 (00285678)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 幸福感 / 子どもの有無 / 世代性 / 夫婦関係 / 生涯発達心理学 / 子どもをもたない成人 / 中年期 / 主観的幸福感 / 子どものいない / 教育系心理学 / 子どものいない人 |
研究成果の概要 |
本研究は、中・高年期の既婚成人の幸福感を取り上げ、子どもの有無によるその規定因の違いや、世代性や夫婦関係のような心理的変数との関連、そして就業状況のようなキャリア変数との関連について、オンライン調査を通して、検討することを目的としたものである。結果としては、子どもの有無によって主観的幸福感には有意差はみられず、子どもをもたない人でも世代性行動を行い、世代性関心を高めることが幸福感につながることが示された。また、中年期では、子どもをもたない人のほうがもつ人よりも夫婦の共行動や親密性の程度が高く、夫婦共行動をして、親密度を高めることが幸福感につながっていることが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の社会的意義としては、まず子どものいる人はいない人よりも幸福であるという一般的な認識は、必ずしもそうとはいえない可能性を示した点があげられる。また、次に続く世代にかかわることが幸福感につながりうるのは、子どもの有無にはよらないものであり、子どものいない人の幸福感を高める方法の1つであることも示した。学術的意義としては、本研究は人間の生涯を複線的に、文脈的にとらえようとした嚆矢である点があげられる。
|