研究課題/領域番号 |
16K04331
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 山陽学園大学 |
研究代表者 |
高橋 功 山陽学園大学, 総合人間学部, 准教授 (10330648)
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研究分担者 |
岩木 信喜 岩手大学, 教育学部, 准教授 (80341593)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | テスト効果 / 誤答 / フィードバック / 手書き / キーボード / 眼球運動 / 相互テスト / 過剰修正効果 / 学習方略 / 誤記憶の修正 / 漢字 / 教育系心理学 / 記憶方式 / 機械学習 |
研究成果の概要 |
実験により,テスト効果を活用した学習に向けて示唆が得られた:(a) 学習者が生成した誤答についてのフィードバックに促進効果があり,正答フィードバック時にそれも呈示するのが望ましい,(b) ただし,学習者が誤答に注意を向けていないとその効果が低下する可能性があり,注意を向けさせる必要がある,(c) 初期テストを手書きで行ってもキーボードで行ってもテスト効果が得られる,(d) ただし,手書きの方が転移に柔軟性をもつ可能性がある,(e) 他者の誤答はテスト効果を毀損しないので,教室で学習者が他者の誤答を知覚することを懸念しなくてもよい。 なお,当初目的のCAI教材の開発に至ることはできなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の生徒たちが,間違った回答をしてしまうことを避ける傾向は,PISAにおける無答率の高さにも垣間見える。そうした中,自身の誤答に注意を払うことが,正答の記憶パフォーマンスを促進することを実験的に示した本研究は,教授者と学習者に教育的示唆を与える。手書きでもタイピングでも,テスト効果(繰り返し読むよりも,想起してみる方が,後の記憶パフォーマンスを高める効果)が得られることを実験的に示した点は,CAI教材の活用を理論的に支持する。他者の誤答がテスト効果を毀損しないことを実験的に示した点は,学習者同士が相互に問題を出し合って答えるような教室実践に付随する,他者の誤答の知覚への懸念を払拭する。
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