研究課題/領域番号 |
16K04335
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育心理学
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
岡本 依子 立正大学, 社会福祉学部, 教授 (00315730)
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研究分担者 |
菅野 幸恵 青山学院女子短期大学, 子ども学科, 教授 (50317608)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 縦断研究 / 親子コミュニケーション / 親子の発達 / 子ども観 / 親子の葛藤 / 親子関係 / 生涯発達 / 家族ダイナミクス / SCT法 / 親子の認識の違い / 親子 / コミュニケーション / 長期縦断研究 / 妊娠期から成人期 / 子育て完了期 |
研究成果の概要 |
本研究は、妊娠、出産を経て、子育てを通して成人するまでのプロセスで展開する子どもと親の発達について、生涯発達および家族のダイナミクスの視点から捉えることが目的である。乳児期の親子コミュニケーションにおける代弁と返答については日米の相違がみられた。20歳時点での親子双方のインタビューの結果、子どもの成長に伴って自分(親)にはどうにもできない存在として子どもを再認識というプロセスや、子どもにとっての葛藤の場が家族から外の世界へと移行していたことが示唆された。また、SCT質問紙を用いて子ども観や母親観、父親観を検討した結果、子ども観は「元気」「育つ」、父親観は「家」「守る」という語に特徴的であった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義としては、生涯発達的視点から、妊娠期、乳幼児期、児童期を経て、成人期にわたる親子の発達や子育て観の変遷を捉えようとする研究は少なく、子育て完了期における子育ての振り返り、また、家族ダイナミクスの観点から親と子のラ人生における葛藤の捉え方の一致を検討できたことは意義があるといえる。さらに、その背景にある子ども観や母親観、父親観についての示唆も意義がある。 加えて、社会的意義としても、子育ての困難さへの対処への示唆が得られたのではないだろうか。
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