研究課題/領域番号 |
16K04341
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
臨床心理学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
藤生 英行 筑波大学, 人間系, 教授 (40251003)
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研究分担者 |
宮道 力 岡山大学, 岡山大学東京オフィス, 准教授 (20627822)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | カウンセリング / 訓練ツールの開発 / 逐語録 / カウンセラーのスキル / カウンセラーの意図 / クライエントの反応 / 有益性評定 / カウンセラー訓練法 / カウンセリング・スキル / クライエント / カウンセラー / 意図 / 反応 / 有益性 / 発言回数 / 自動逐語録作成 / スキル / 逐語作成ソフト / 心理面接過程 / カウンセリング訓練 / 介入 / 数値化 / 統計解析 / データ化 / カウンセラースキル / ツール |
研究成果の概要 |
過去に収集した逐語録を倫理事項を配慮し電子化し再分析した。カウンセラーのスキルとカウンセラーの意図との関係、カウンセラーのスキルとクライエントの反応との関係、カウンセラーのスキルについてのクライエントの有益性評定の差異について、それぞれ明らかにして各学会で公表した。また、海外の知見と日本においても同様の結果が得られることも実証できた。さらに訓練により各スキルの有益性得点がプレテストに比較しポストテストでは上昇し訓練が効果があることも実証した。カウンセリング訓練で障壁であった逐語録作成と評定手続きを改善し、サーバに録画録音し、AI逐語化し、PCで評定できるツールを開発した。特許対応が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により、日本でのカウンセリングにおける関連変数の関係が明らかになった。カウンセラーから出された各スキル(是認と保証、開かれた質問、言い換え、感情の反映ほか)についてクライエントの有益性評定との関連、カウンセラーのスキルと意図との関係、カウンセラーのスキルとクライエントの反応との関係、および訓練前後でクライエントの有益性得点が上昇し訓練に効果があることを実証した。また、カウンセリング訓練には、これまで一種の職人技が必須であった。PCを用いた自動逐語録化、すべての評定をプルダウンで選択できるUI利用で、訓練を簡易化できるツールを開発した。そのツールを用いれば訓練が容易になることが期待される。
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