研究課題/領域番号 |
16K04439
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験心理学
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研究機関 | 比治山大学 |
研究代表者 |
吉田 弘司 比治山大学, 現代文化学部, 教授 (00243527)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 発達障害 / 重度心身障害 / ヒューマンセンシング / 認知機能評価 / 発達支援 / 発達障害児 / 重複障害児 / 重複障害 |
研究成果の概要 |
本研究では,人の身体や視線をとらえるセンサを活用して,障害をもった子どもの認知機能を評価したり,発達を支援する試みを行った。研究では,まず,(1) 身体の動きをとらえるセンサを活用した課題を開発して発達障害児の行動評価や身体運動制御の評価・訓練を行った。また,(2) 視線をとらえるセンサを活用した課題を用いて重度障害児の認知機能を評価したり,文字や言葉学習を支援する試みを行った。さらに,(3) 顔表情などのセンシングと次世代映像表現技術を応用して,コミュニケーション機能の評価等に使えるソフトウェアロボットの開発を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知心理学などの実験系基礎心理学においては,情報技術の発展とともに,人の脳機能(認知機能)を調べるためのさまざまな実験課題や研究技法が開発され,多くの知見を得てきた。一方,近年の情報機器では,非接触に身体や視線などを測定するセンサ技術が利用可能になってきた。この技術は,障害児者にとっても有用な技術である。そこで本研究では,実験系心理学がもつ心理測定のスキルを,新しいヒューマンセンシング技術と組み合わせることで,障害児の認知機能を評価・訓練したり,発達を支援する試みを行った。この点において,本研究は実験心理学の社会貢献のひとつのモデルを提案するものと言える。
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