研究課題/領域番号 |
16K04513
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育学
|
研究機関 | 広島女学院大学 |
研究代表者 |
中村 勝美 広島女学院大学, 人間生活学部, 教授 (40310924)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 中等学校修了資格試験 / 学外試験 / 20世紀イギリス / 中等学校 / 中等教育 / イギリス大学 / イギリス / SCE / ロンドン大学 / 高大接続 / 中等教育修了資格 / 学士課程教育 / 学力評価 / 学士課程教育の質保証 / 中等教育修了資格試験 / GCSE / 教育史 |
研究成果の概要 |
イギリスにおいて、現在、中等教育修了時の試験を運営する団体の多くは、19世紀に大学によって創設された学外試験団体をその母体として発展してきた。本研究では、イギリスから中等教育史研究者を招聘して研究会を開催し、研究の枠組みや方法論を検討した。イギリスの大学、中等学校での資料調査に基づき、これら試験団体の草創期から、中等教育修了者に対する試験の統一化が行われる20世紀初頭に焦点をあて、学外試験による中等教育の質保証、大学教育と中等教育の接続の問題について歴史的視点から考察した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
大学進学等に関わる重要な試験においては、その評価のプロセスや水準の信頼性、妥当性はきわめて重要である。こうした試験は国の行政機関が一元的に統括し、全国共通の内容で実施するというのがわれわれにとっての常識である。しかし、20世紀初頭のイギリスでは、国家による統制によらず、専門家が評価基準と教科の枠組みを設定した上で、規模も伝統も異なる7つの試験団体がそれぞれ独立性を保ちながら試験が実施された。 中央政府による監督下に移行しつつも、多様性こそが公正さを担保するというイギリスの試験制度はわれわれに新たな視点を与えてくれる。
|