研究課題/領域番号 |
16K04597
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育社会学
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研究機関 | 早稲田大学 (2018-2019) 筑波大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
岡本 智周 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (60318863)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 歴史認識 / 社会意識 / 歴史教科書 / カリキュラム政策 / 学校知 / ナショナリズム / 共生 / 世代 / 社会調査 / 学校教育経験 / 分断 / 平等主義 / 歴史学習 / 歴史教育 |
研究成果の概要 |
本研究は、学校教育が全体社会の統合に果たしている役割を検討するものである。教科書内容をはじめ、学校で扱われる教育的知識が表現する社会統合の論理と、それを受容した人々がもつ世界観や社会像の内容を、分析の対象とした。 具体的には、2010年代の日本社会に生きる人々の歴史認識のなかで、国民意識と共生意識がいかに関連付けられ表現されるのか、そこに学校教育その他の場での歴史学習経験はどう関わるのかを探索することとなった。戦後社会の変動に伴って変遷をみせてきた中等教育段階の歴史教育内容の特徴を指標とし、それを学習者の世代や教育経験と照応させた分析を行うことで、歴史認識の知識社会学的背景を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学校教育は国民統合の装置であるという点においてナショナリズムを帯びるが、他方で戦後日本の学校内外の教育空間はより広く社会的共生を促す場ともなってきた。両意識の接続の様態をみることによって、歴史学習を通して伝達される社会統合の論理の社会的帰結を析出することが、本研究の目的である。戦後社会の変動に伴って変遷をみせてきた中等教育段階の歴史教育内容の特徴を指標とし、それを学習者の世代や教育経験と照応させた分析を行うことで、「歴史認識を成り立たせる知識社会学的背景」を提示する点に、本研究の意義がある。
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