研究課題/領域番号 |
16K04649
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
佐藤 崇之 弘前大学, 教育学部, 准教授 (40403597)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | STEAM / 科学教育 / 韓国 / 理科教育 / カリキュラム / 教育学 |
研究成果の概要 |
韓国で取り組まれているSTEAMとその科学授業での実際について,文献研究,授業観察などをとおして分析を行った。『教育課程』では「創意融合型人材」の育成の方針や探究活動中心の成就基準が認められ,また,教科書や書籍から,特に中学校段階のSTEAMの題材を把握できた。韓国ではSTEAM教材の実践研究が盛んに行われており,複数の学校で授業分析したところ,探究の過程自体を児童・生徒の評価の観点としていた。 それらの教材の一つについて,大学の授業科目内で実践の試行を行った。作業や発表の時間を調整すれば,日本の中学校の1授業時間(50分間)でも実施可能であることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
韓国の科学教育の情勢を調査・分析して詳細な実態を顕在化することは,先行研究との相違点を備えており学術的な意義がある。特に,教科融合的なSTEAMの活動に焦点化して分析を行ったことから,研究の成果は今後の日本でも取り組まれると考えられる文理融合的な教育施策に活用することができる。日本の現状を鑑みて具体的に挙げると,理科カリキュラムにおける学習内容の系統性を推敲する視点,理科教育における探究活動の妥当性とそれを発展させる指針などが獲得できた。これらは,本研究を発展させた最終的な到達地点であるイノベーティブ人材の育成のためのカリキュラム構築にとって,必要不可欠なものであると考える。
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