研究課題/領域番号 |
16K04653
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 宮城教育大学 |
研究代表者 |
小畑 千尋 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (20364698)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
|
キーワード | 音痴克服 / 中学生 / 自己肯定感 / 歌唱指導 / 内的フィードバック / 変声 / 小学高学年 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、歌唱における生徒自身の内的フィードバック能力(自分自身の歌唱の音高・音程があっているかどうかについての認知)向上と生徒の心理面に着目して、中学生の自己肯定感向上に繋がる音痴克服のための歌唱指導法に関する実証的研究を行うことである。中学生を対象とした実態調査からは、中学生の約5割が自分自身を音痴だと思っており、音痴意識と内的フィードバック能力との関連もみられることが明らかとなった。また音痴意識を持つ中学生を対象とした歌唱指導の実践においても、内的フィードバック能力の向上が、歌うことへの自信に関係することが示唆された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中学校では、音楽の授業だけでなく、校内合唱コンクールなど他者と歌う機会が多々あるにもかかわらず、音痴克服に向けた具体的指導法がなかった。本研究により、中学生自身の音痴意識と内的フィードバックを中心とした歌唱技能についての実態を明らかにすることができた。さらに、内的フィードバックに着目した歌唱指導を行うことが、生徒自身の歌うことへの自信に繋がる可能性が示された。
|