研究課題/領域番号 |
16K04654
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
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研究機関 | 秋田大学 |
研究代表者 |
成田 雅樹 秋田大学, 教育文化学部, 教授 (50361217)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 小学校国語科 / 書くこと / 作文指導 / 国語誤用 / 推敲指導 / 取り立て指導 / 国語科教育 / 作文 / 音読 / 推敲 / 協働 / 小学生 / 国語 / 誤用 / 原因 / 指導法 / 小学校作文指導 / 日本語誤用 / 評価尺度例文 / 文型指導 |
研究成果の概要 |
本研究では小学生の国語誤用をデータベース化して、秋田大学教育文化学部教育実践研究紀要第39号に掲載した。誤用は「音・文字」に、「欠落」等としてあらわれることが多く、原因は正しい使用に対する「意識希薄」が多いことが分かった。 また予防・改善の指導法について、先述の紀要第40号、41号に論文を掲載した。秋田県の3年生の授業分析では、予防指導がその後の推敲指導に効果的であることが明らかになった。また、一人よりもペアやグループで見ることが効果的であることが明らかになった。東京都の6年生の授業分析では、一度発見・修正できた国語誤用でもその後の作文に継続して出現するケースがあることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国語誤用のデータベースは、学年別に多い誤用や出現傾向の高い言語単位の確認、誤用の推定原因の把握に役立つ。したがって、現場における作文の推敲指導の際や、作文の学習指導をする前後に予防や定着の指導をする際に、有益な資料となる。具体的には、出現傾向が高い国語誤用を入れ込んだエラーサンプルの教材を用意したり、作文の協働推敲の際に児童が参照するリストを用意したりすることに活用できる。 また、授業分析で明らかになったことをふまえた授業を行うことで、効果的に国語誤用を予防したり改善したりする学習指導が可能になる。具体的には、エラーサンプルを直す活動や、ペアやグループによる推敲を取り入れることである。
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