研究課題/領域番号 |
16K04732
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教科教育学
|
研究機関 | 鶴岡工業高等専門学校 |
研究代表者 |
宍戸 道明 鶴岡工業高等専門学校, その他部局等, 教授 (30509675)
|
研究分担者 |
佐藤 司 鶴岡工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (30300528)
小野寺 良二 鶴岡工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (40460331)
山田 充昭 鶴岡工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (10300526)
|
研究協力者 |
三浦 崇
本間 浩二
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2016年度: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
|
キーワード | アクティブラーニング / クリッカー / ピア・インストラクション / スマートデバイス / 双方向授業 / エンジニアリングデザイン / 複合融合教育 / 融合複合教育 |
研究成果の概要 |
いわゆる一方通行になりがちな講義型の工学教育に対し,価値創造型の手段であるアクティブラーニングが注目されている.その高い実質性と双方向授業化を充実/発展をねらい,クリッカー端末を授業へ採り入れる効果の分析を行った.本端末機能のリアルタイムな情報集計や公開による情報共有と,匿名性を保ちながら解答できる点に学生の参加意識は高まり,記憶の定着効果もみられた.一方,技術者倫理のように唯一解を持たない問題は,多様な価値観の相互理解が促進され,議論の活性化につながった.またグループワークでは,構成員の新しい均衡化法である「能力平均化編成」を開発し,グループパフォーマンスの均衡化に効果が得られた.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
クリッカーは,リアルタイムな情報の集計と開示,そして保たれた匿名性の機能がその強みである.これによって参加者の人員多寡,性格,解答の正誤,多数派か少数派か,などを気にすることなく意思表示ができる.すなわち,機会提供の平等性に富むものとして極めて有効だといえる.それらの機能を応用し,本研究ではグループワークにおける各グループによる能力のばらつき是正を試み,効果を確認した.これに示すように,同システムはその応用のアイデアによって,教育面以外の活用が十分に可能だといえる.
|