研究課題/領域番号 |
16K04812
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
特別支援教育
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
宮本 昌子 筑波大学, 人間系, 准教授 (70412327)
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研究分担者 |
小林 宏明 金沢大学, 学校教育系, 教授 (50334024)
酒井 奈緒美 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 感覚機能系障害研究部, 研究室長 (60415362)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 吃音 / 発達障害 / ADHD / LD / ASD / 学齢児 / 注意欠陥・多動性障害 / 学習障害 / 自閉症スペクトラム / ことばの教室 / 通常学級 / 非流暢性 / クラタリング / 重複 / 発達的変化 / 重複障害 / 言語発達 / 言語障害 / 発話流暢性障害 / 追跡調査 |
研究成果の概要 |
吃音を主訴に言語障害通級指導教室に通う児童のうち,≧10.5%に発達障害が重複する可能性が示唆された。通常学級の児童を対象にした調査結果(学習面 又は行動面で著しい困難を示すとされた児童生徒の割合は推定値6.5%)(文部科学省,2012)と比較し,吃音のある児童の方が高い傾向がみられた。この結果から,吃音のある児童に対する,多方面からの評価が必要であり,指導の優先順位を考慮する必要があることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに,国内で,吃音のある者に含まれる発達障害との合併の割合について明らかにされた研究はなかった。本研究では,文部科学省(2012)の調査を参考に,吃音のある児童を対象に発達障害を重複する児童の割合を推定することができたことに学術的意義がある。さらに,ことばの教室では,吃音のみに注目するのではなく,重複する問題について視野に入れて教育を行うことが望まれることを明らかにした点で社会的意義がある。
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