研究課題/領域番号 |
16K04917
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
ナノマイクロシステム
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
宇野 秀隆 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任助教 (70749663)
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研究分担者 |
王 志宏 名古屋大学, 未来社会創造機構, 特任助教 (20377980)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 神経細胞ネットワーク / プレーナーパッチクランプ / 細胞培養 / iPS細胞 / 細胞外マトリックス / 運動ニューロン / マイクロ流路 / マイクロバルブ / グリア細胞 / フォトリソグラフィ |
研究成果の概要 |
難病である筋萎縮性側索硬化症(ALS)等の疾患の治療法は限定される。この問題の克服には神経細胞ネットワークの正確な分析技術が必要である。唯一ピペットパッチクランプ法は、細胞の状態を正確に分析できる。 ただし、神経回路網は不均一であり、神経回路網内の全細胞の同時測定がこの方法では不可能です。平面パッチクランプ法は、多点測定とハイスループット分析に利点があり、神経細胞ネットワークの機能分析に適用できる。2016年-2019年の科学研究費基盤(C)では神経細胞のネットワーク形成技術とイメージング技術の開発を進めた。それにより基板製作、マイクロ流路製作、神経細胞培養等の要素技術開発の課題解決を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
神経細胞の特性については、ピペットパッチクランプにより精密な計測が可能となり、膨大な知識が集積されつつある。しかし、ピペットパッチクランプは多点計測が困難なため、非常にヘテロかつ自己組織能力を有する細胞集団からなる神経細胞ネットワークについては、今だ精密な特性の計測がなされた例がない。神経細胞ネットワークをピペットパッチクランプ並みの精密さで多点計測を行うことにより、ネットワークとしての特性をはじめてあきらかにすることは、ネットワークの異常として現れる、多くの神経難病の原因解明や、治療法開発大きく役立つと期待される。
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