研究課題/領域番号 |
16K04925
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
応用物性
|
研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
神島 謙二 埼玉大学, 理工学研究科, 准教授 (20321747)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
|
キーワード | 六方晶フェライト / 磁気抵抗効果 / 結晶工学 / 応用物性 |
研究成果の概要 |
「電気を通す磁石層/電気を通さない層/電気を通す磁石層」のサンドイッチ構造を固体材料内に生成させることを目指した。この磁石の磁極の向きが互い違いだと間を通る電気抵抗が大きくなり、平行だと小さくなることから、エレクトロニクスへの応用が期待できるからである。 このような構造を持つ新規材料の作製に成功した。ただし、電気を通さない層が固体の外(粉と粉の隙間)にも生成し、その影響が大きく観測された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
エレクトロニクスは電子のマイナスの電荷がどのように流れるかということを利用している技術のことを指す。電子には、電荷だけではなく、磁石としての性質(スピン)もあり、それが電流の流れ方にも影響する。両方の性質を用いたエレクトロニクス「スピントロニクス」が現在実用化されつつある。 スピントロニクスの基本となる構造が「電気を通す磁石層/電気を通さない層/電気を通す磁石層」のサンドイッチ構造であり、平易にそのような構造を作るということが本研究の学術的意義である。電源を常に入れておかなくてもデータを保持できるメモリなど、省エネに貢献できる基礎技術であり、持続可能な発展を目指す社会的意義にも合致する。
|